平日休みが貰えたので行ってみた。
本当は毛無峠か日光に行きたかったが、ケツ痛を抱えて走るのは辛過ぎる。昇仙峡は学生時代に雪で断念した場所でも有り、通る度に気になっていた。水冷になったが同じKawasakiの750でリベンジだ。

通勤時間帯なのでクルマは多いが、八王子渋滞は僅か3kmと差し引きで普段と変わらず談合坂で休憩。隣に来たのは3型のZ1000で蛇柄じゃないのも有るんだなと。

市街地を抜けるといきなりタイトなワインディングで山を登り呆気なく昇仙峡の県営駐車場に到着した。案内のオバチャン曰わくバスで滝の上まで行き、滝から渓谷沿いの遊歩道で景色を堪能しながら下ってくるのがお勧めだという。
下りながらの散策になるなら300円は惜しくない。貸し切り状態のバスで滝へ向かう事にした。

ハイシーズンなら客でごった返すであろうが、オフシーズンの平日となれば人影すら疎らだ。巨大な水晶玉が祀られてたのでツーリングの交通安全を祈念して滝を見に行った。

先客は一組で撮影し放題。デジ一眼を持ってこればと思ったがスマホで十分な気がする。マイナスイオンをたっぷり浴びて渓谷沿いを堪能しながら出発点まで戻った。
昼食はほうとうか蕎麦で迷っていたが、おざらという冷やしほうとうが有るとのこと。頼まないという選択肢は無かった。

ほうとうの麺は熱い方が美味しいと思うが、付け合わせの山菜や野菜がどれもとても美味しく炊けていて美味。お土産はおざらに決定だ。
黒川ダムからクリスタルラインを使って琴川ダムが予定のルートだったが、残念ながらボツ。休日なら工事はお休みで通れる可能性が有るが平日は望み薄だ。木賊峠へ迂回しようと一旦は走り出したが、途中で諦めた。舗装林道は好きだが何となく合わない気がして、写真を撮って下山する方向に切り替えた。

韮崎から甲府盆地の北側を通って東へ向かい柳沢峠を目指した。柳沢峠の山梨側は整備が進んで高速ワインディングが続くが、ER-6fやDトラとは相性が悪くZ750Sはどうか?が気になっていたのだ。
市街地走行を続けている内にケツ痛が忍び寄ってきたが、ゴム板を取っ払ったおかげで前回の倍ほどケツ痛無し時間が増えたし、痛み自体も少なくなった。Dトラよりかなり上だがER-6fには及ばず、GPzには遠く及ばないのでまだ工夫が足らない。

そんなことを考えている内に柳沢峠の上りに差し掛かり、ケツ痛を忘れる時間がやってきた。ER-6fやDトラで苦手に感じたのは高速でのギャップで車体が安定しないこと、かつ高所で視界が開けた大きい橋の上を曲がっていかねばならない事だ。4気筒ならではの車体の落ち着きで最初の問題はほぼ解消されたが、年を重ねるごとに高所への苦手意識は強くなるばかりであんまり好きになれないという結果だった。複視が進行中なので走れるだけ良しとすべきだろう。
東京側へ下り、小菅村の道の駅で休憩し県道18で上野原へ抜けたが、この手の道を快走するのは本当に楽しい。締めは厚木PAのソフトクリームだった。
総走行距離366km 給油18.48L 燃費 19.8km/l